《縫製》ボタンホール手穴かがり!
お問い合わせのメールや電話の2割が、『ボタンホールの手穴かがりの件』ですが、意外と理屈さえわかれば、簡単ではないですが、出来るようになるので、画像を貼っておきます
ボタンホールの手穴かがりが出来るようになると、ハンドメイドでの幅が広がるので、ぜひマスターしてください
また、2時間程度の時間で教えられるので、良かったら習いに来てください
一切、ミシン無く出来ます!大袈裟に言うと、針と糸とハサミだけで大丈夫です
ボタンホールは、個性が出るので、これが正解!ということが無いので、ご自身で好きな足の長さや穴の大きさを見つけてください!
あと、今回は、ミシン無しでやってますが、私はこの方が慣れているだけなので、最初のハブ糸のステッチはミシンを使ってもOKです。
あと、芯も2周でも4周でも、また別のやり方もありますので、自分の好みを見つけてください。
それでは、説明していきます。
ボタンにチャコで印を入れます。
印の長さは、ボタンの直径+3mmが適当でしょうか。
やり方は、オリジナルなので、これが正解!ということではないのですが、まずハブ糸で出来上がり予想図を作ります。
十字になったところにポンチで穴を開けます。
ポンチの幅は、私は3mmの穴でしています。
2.5mm〜4mmの穴で、自分の好みの大きさに開けることをおすすめします。
真ん中をノミでザクっと開けます。
穴の中の出っ張りをカットして、鍵穴状から涙状にカットします。
ボタンホールがほつれないように、この辺りから針を入れていきます。
ここまで丁寧にしなくても大丈夫ですが、私はこれが慣れてるので、こんな感じで1周目で芯を作ります。
2周目です。
目安として、3周目で隙間が内容に芯を作るようにしてます。
分厚めのボタンホールがよければ、4周目をしてみてください。
いよいよステッチです。
あえて『ステッチ』という言葉を使ってるのは、私の持論ですが、ボタンホールはかがる言うより、ステッチをかけると言う表現の方がしっくりくるからです。
きつすぎず、ゆるすぎず、しっかりコブを穴に落とさないように締めていきます。
こんな感じで最後までやっていきます。
ほどけないように、かんぬきを入れて。
裏からも、かんぬきを入れて
ステッチに巻き付けて。
整えてあげて。
完成です!!
ありがとうございました!!
今、手穴職人さんがほぼいないので、そこそこ良い内職になります。
良かったら習いに来てください!!
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