
made in France
ドーメル社は、1842年ジュールス・ドーメルが、イギリスより毛織物を輸入してフランス国内で販売したのが始まりで、自社で織物工場を持たないマーチャント企業です。
現存している服地メーカーでは世界最古で、その社歴は170年以上も続いてます。
ドーメル社の紋章に「最高の品質を最高のおもてなしで」と刻まれており、品質に一切の妥協を許しません。
シャネル、ディオール、イブサンローランなど、世界的に有名なメゾンブランドにも、服地を提供しています。
ドーメル社を世界的に有名にした生地で「トニック」があります。
この素材は、これまで高混紡が難しいと考えられていたモヘアを羊毛に混ぜて作る生地で、高級感のある光沢が特徴と言えます。
この光沢は、モヘア混紡によりもたらされていますが、弱点として強度が損なわれることでした。
それを補うため3プライ(三杢織り)で補強し、なおかつ羊毛との繊維の大きさの違いにより、生地に隙間ができるのを逆手に取り、通気性の良い盛夏用の生地として売り出し、またたく間に世界的に有名になりました。