中山手縫製所の定義!

文章を考えていく上で、なぜこの職業にずっとずっと携わっているのか?と、深く考える機会にもなりました。

まずは、規制品とオーダー各種の違いをまとめてみました!
「人」が介在する事象は、とても大事で、もっともっといろんな人に「神戸洋服」を広めていきたいと思いました!

オーダースーツの大きな違いは3パターン

法律的な指定がないので、各社で定義がことなりますが、神戸の職人さんから受け継いだ内容としては以下に定義されます。
オーダースーツのパターンの前に、まずは既製品の概念からご説明致します。

既製品

出来上がったシーズン毎の新作を楽しみつつ、店員さんの意見を聞いたり、「こんなのないかな?あんなのないかな?」と言った“会話”を楽しみながら、日ごろの出来事や日常の会話をしつつ服をトータルで揃えていく楽しみたい方へおすすめです。
カリスマ店長といった言葉が一時期流行ったように、「店員さんを真似してみたい!」という方にもおすすめです。

店員さんやスタッフさんとの“やりとり”を楽しみたい方におすすめです

そして、オーダースーツの大きな違いは、パターンオーダーとイージーオーダーとフルオーダーの3つにい区分されます。

パターンオーダー

型紙が数十種類用意されていて、採寸した寸法に一番近い型紙を選択し袖と裾と着丈と肩幅を修正し裁断に入ります。
もっと最近では、先ほど書いた袖・裾・着丈を最後に仕上げるだけにまで進んでいます。

イメージ的に、オーダーをされる方にとって、「パターンはちょっと・・・」と言われる方がいるのですが、パターンオーダーの場合は、スーパーブランドや超一流のデザイナーが所属するブランドですと、そもそもの型が良いのでおすすめです。

また、上着はLサイズで、パンツはMサイズでという注文の仕方が出来るのも特徴です。

「ブランドの“型”が好き!」という方には、このパターンオーダーがおすすめです。

・イージーオーダー

最近では、採寸から製図、裁断、縫製にいたるまで、すべて“機械化”されているのが、イージーオーダーの特徴で、人が関わることなく出来上がるすーつのことを指します。人の手がかからない分、コストが抑えられます。

機械化が発達しており、裁断時にレーザーで裁断し、その際熱処理をすることによって、ロックミシンが要らなくなってます。
どんどん技術は進んでいます。

採寸においても、人体の3Dスキャン技術も進歩しております。
ほぼ100%に近い状態で機械化されています。

イージーオーダーの良さは、生地や裏生地、ポケットの数やポケットの形、ボタン等・・・をいろんなアレンジを最大限楽しみたい方へおすすめです。
パターンオーダーとは違い、CADによって変更点が多く設定出来るのも一つの特徴です。
パターンオーダーとは同様に上下でサイズの変更ができたり、さらに2パンツにしたり、2ジャケットにしたりといったことも、イージーオーダーでは出来てきます。

生地やボタンの“アレンジ”を楽しみたい方におすすめです。

フルオーダー【bespoke tailor】

《身体的な特徴がある方や着心地を求めらる方へ》

サッカーやラグビー、最近話題のテニスなどのスポーツ選手のように、身体がスポーツにより変化されて、なかなか街ではピッタリ合うサイズに巡り合えない方。
車いすでの生活や、寝たきりの生活をされている方など、機械では対応出来ない細かな洋服のシワをなくしたり、極力シワを減らして仕上げたりすることが出来ます。

100人居れば100人同じ体型の方はいないので、その人一人一人にピッタリサイズの服を作ります。

細かい話では、胸ポケットの大きさも一つ一つ、その方の手の大きさや、手の分厚さによって変えていきます。
また、男性のパンツの場合は、右に収めるか、左に収めるかもきちんとお聞きして、左右のバランスを調整していきます。

女性もバストトップの位置や、高さ、大きさをお聞きし、仮縫い時に微調整もいたします。
本来は、朝昼夕晩でむくみの違い等も参考にしますが、基本スーツはお昼に着用される方が多いので、昼に合わせていきます。

バブル期には、バブルの象徴として、高級な服のイメージが付きましたが、本来はそういった方々のために、細かい採寸や細かい製図や細かい縫製により左右のバランスを整えて、パリッと来ていただける洋服でありました。

また、機械では不可能な縫製として代表されるのが、『くせ取り』や『肩入れ』や『袖入れ』といった作業です。

『くせ取り』などは、立体裁断された布を立体的に縫う感覚ではなく、アイロンによって一枚の布を形成し、変化した布を合わせていく作業になります。
その際に前身頃と後身頃に微妙な差を付けて、身体の関節の動きに合わせた可動を調整します。

『肩入れ』に関しても同様で背と胸に差を付けて肩回りを動きやすくすることによって、肩の凝らないジャケットに仕上げていきます。

今後詳しくブログや動画で説明していきますが、江戸時代の飛脚は首根っこの所に負荷がかかるように担いでいるのをご存知でしょうか?
ジャケットもそこそこ重たいのですが、ジャケットの重みを首根っこ1点に集めることにより、重さを感じないジャケットに仕上げていきます。

スマホの大きさ等も考えてポケット幅や深さも変更したりも出来ます。
交通手段も車なのか飛行機派か新幹線派かでチケットの大きさを調べてチケット入れをお作りしたりも出来ます。

ここまでで、お気づきになられた方が多いと思いますが、身体的特徴を全てさらけ出すので、一番大事なのは「この人になら、身体的特徴を見られても良いか!」と思っていただける“同じ空間をともにした時間”が必要になってきます。

時にはお茶したり、ランチしたり、晩御飯をご一緒したりして、気を許していただき、そして身体の知られたくない部分にまで踏み込めるかどうかで、出来栄えが変わってきます。

人間の本能として弱点は隠したがるもので、その弱点を「この人になら見てもらおうか!」という安心感が生まれてこそのフルオーダー(bespoke tailor)になります。

一般的にカウンセリングに必要な時間は約6時間、理想のスーツが完成するまでに約3着のお付き合いが必要となります。

『私は、長年の経験から、お忙しい皆様の時間を節約し、限られた時間の中で最大限の情報を引き出すことが出来ますので、ご安心ください。』

初回のカウンセリングから仮縫いや、納品やお修理まで合わせると、数百時間を私とともに同じ時間をともにします。
また一着に対しても買い付けや仕入れを合わせると約100時間の工程が必要となります。

そういった意味合いで、金額的にも時間的にも、ある程度余裕がある方にしか買えないものとして時代とともに変化してきました。
パターンオーダーに見るサイズの調整、イージーオーダーに見る生地やボタンのアレンジに加え、着心地や1つ1つの資材も一つのスーツによって使い分けて組み立てていき、最高の1着に仕立てます。

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日本でも数少ない高いレベルの縫製技術で、最高の着心地の一着を製作致します

洋服発祥の地、神戸にて、全ての工程をハンドメイドで仕立てられる紳士服は「神戸洋服」と呼ばれ、他に類を見ない高い縫製技術を持った職人たちに長年に渡り受け継がれてきたものです。

明治より現在に至るまで受け継がれてきた「神戸洋服」を採寸、製図、裁断、仮縫い、縫製等、全ての工程を一貫して製作できる数少ない技術者です。

最高の着心地のオーダースーツを、最高の技術で制作致します。オーダースーツが初めての方も是非お気軽に何でもご相談下さい。